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ユダヤと日本

日本とユダヤのハーモニー 囃子詞に秘められた謎

第3章
東北民謡のルーツもヘブライ語か!
〜日本語の謎をヘブライ語で解き明かす!

 北海道民謡であるソーラン節のルーツにヘブライ語秘められていたということは、少なくとも遠い昔、その地域に大陸からユダヤ民族が渡来して、日本文化の形成に一役を担ったと考えるか、もしくはヘブライ語に精通している日本の学者が日本語とヘブライ語をブレンドした唄を書いたかの、どちらかと考えられます。このヘブライ文化の影響力は北海道だけに留まらず、日本全土に広がっていました。

 隣の青森県では以前からヘブライ民族の渡来が噂されており、モーセの墓やイエス・キリストの墓まであることは有名です。この墓の信憑性は疑わしくとも、ユダヤ人と何らかの関わりが無ければ、このような墓が日本に建てられる理由を見出すことができません。青森県の戸来(へらい)村もヘブライに起因しているという説があり、また八戸(はちのへ)はヘブライ語で神を意味する「ヤーヘー」が元来の呼び名ではなかったのかと、取り沙汰されています。

 その青森県で唄われる民謡の中に『ナギャド・ヤラ』があります。川守田英二著の『日本の中のユダヤ』ではこの青森民謡が大きく取り上げられ、如何にしてヘブライ詩歌が日本民謡に姿を変えて土着したかが解説されています。その内容には首をかしげるようなコメントも少なくありませんが、ヘブライ語が日本民謡と囃子言葉のルーツにあるという見解においては概ね、本シリーズの主張と共通点を見出すことができます。

 まずこの民謡のメインテーマとなる「ナギャド・ヤーラヨー」ですが、念頭の「ナギャド」は王子を意味する(ナギッド)です。また「ヤー」は神を意味する言葉であり、イザヤやヨシヤのように語尾に「ヤ」がつくと、神にちなんだ名前となります。すなわち「ナギャッド・ヤ」は「神の子」を意味します。次に「ラ」ですが、これは(raah)そのままの発音で「見る」を意味します。ヘブライ語ではこの「見る」という言葉の中に「啓示を受ける」、「ビジョンが与えられる」、「自分から求めて学ぶ」という宗教的なニュアンスも含まれています。最後の「ヨー」は神の「ヤ」が訛ったものでしょう。すると「ラヨー」は、「神を見よ!」になります。つまり二つの「ヤ」が神を強調する役目を果たし、「ナギャド・ヤラヨ」は「神の子、その神を見よ!」というメッセージになります。

 次は「ナギャド・ナサレ・ダーデ・サーイェ」です。ナギャドは「王子」を意味するので、文字通り読めば「ナザレ、ダビデの子」に関する記述であることがわかります。また「サーイェ」はそのままの発音でヘブライ語の雄ヤギを意味するだけでなく、という言葉と繋がってスケープゴート、すなわち「身代わり」という意味になります。それ故、ここでは「身代わり」の略称として用いられ、「身代りになったダビデの子、ナザレのイエス・キリスト」のことを唄っているのではないかと考えられます。勿論、身代りというのは十字架による死を意味しています。

 最後に「ナギャド・イウド・ヤーラヨー」ですが、この中間にある言葉は (イフッド)とほぼ同じ発音であり、神の民であるユダヤ人を意味します。すると、このフレーズは「ユダヤの子孫である神の子を見よ!」と理解できることがわかります。この青森民謡から、戸来村のイエスキリストの墓と何らかの関連があるように思えますが、真相は秘められたままです。

 


(文・中島尚彦)
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